A型とB型のインフルエンザの違いについて
現在B型インフルエンザが大流行中ですが、A型インフルエンザとB型インフルエンザは何が違うのですか?とご質問を受けることがあります。今回はその違いがテーマです。
両者はウイルス自体の内部構造蛋白が異なります。その違いによりA型、B型と分類されます。
A型インフルエンザはヒト以外にも鳥や豚にも感染し得ます。B型インフルエンザはヒトしか感染しません。実はC型インフルエンザというのも存在しますが、季節性インフルエンザとして流行するのはA型とB型のみとなります。
症状の違いですが、A型インフルエンザのほうが発症が急で高熱が出やすい傾向があり、B型インフルエンザのほうが胃腸症状を伴いやすく、症状が長引きやすい傾向があります。感染性胃腸炎も冬に流行しやすいため、胃腸症状だけではB型インフルエンザと似ていて紛らわしいことがあります。ただ、B型インフルエンザでは、胃腸症状以外に何らかの風邪症状(喉の痛み、咳、鼻水など)を伴うことが多く、胃腸症状のみの場合は感染性胃腸炎の可能性が高くなります。
A型インフルエンザもB型インフルエンザも治療法は著変ありません。同じような薬を処方します。
また、冬のシーズンが近づくにつれ、まずA型インフルエンザが流行し、遅れてB型インフルエンザが流行するというトレンドがあります。年末にA型インフルエンザに感染し年明けてB型インフルエンザに感染する、ということもあり得るわけです。
ところで、インフルエンザ桿菌という細菌が存在します。しかしこちらは細菌、今回のテーマである「インフルエンザ」はウイルスですので、全くの別物です。ややこしいですね。
