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高血圧治療のガイドラインが新しくなりました

[2025.09.07]

高血圧治療の指標となるガイドラインが先月末に新しくリリースされました。

ガイドラインは多くの疫学的データや診療データを基に作成されており、高血圧治療にかかせません。もちろん患者さま一人一人の状態に合わせて治療を行うのが大前提ですので、ガイドライン一辺倒な治療はできません。降圧治療の道標としての位置付けになると考えます。

前回とのガイドラインとの比較ですが、高血圧の定義は変わりませんでした。家庭血圧135/85以上が高血圧となります。ここで大切なのは7日間(少なくとも5日間)の家庭血圧値の平均値で判断する、という点です。1回だけ高値だから高血圧、ということにはなりません。

降圧剤内服治療後の降圧目標値が前回と変わりました。前回は75歳以上と75歳未満で目標値が異なっておりましたが、今回は全年齢、家庭血圧125/75未満が目標値となりました。もちろん血圧が下がりすぎるのもよくありません。

家庭での血圧測定が大切な点も強調されています。血圧計は上腕で測定するカフ式がお勧めです。起床後1時間以内朝食前と就寝前に各2回ずつ測定して平均値を採用する方法が推奨されています。

血圧が高くても痛くも痒くもありません。高血圧が引き起こす脳卒中や心筋梗塞、大動脈解離などの脳心血管疾患が怖いのです。慢性腎臓病や認知症のリスクにもなります。それらを予防するために高血圧を放置しないようにしましょう。

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