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血圧の薬は、ずっと飲まないといけないのでしょうか?

[2026.02.22]

今回は、患者さまからよくお受けする質問をタイトルとしました。

特に、まったく内服をしていない状況から血圧の薬の内服をご提案した時にこのようなご質問をお受けすることが珍しくありません。そのお気持ち、よくわかります。内服に抵抗があるのは当然です。

血圧の治療は「転ばぬ先の杖の治療」、つまり高血圧症が引き起こす病気は心臓、脳、血管に関連する病気が多く、生命を脅かす危険のある病気たちです。そのような病気の回避のために内服する、これは大切な考え方だと思います。

そうは言っても、ずっと内服するのはちょっと・・・。当然の心理です。では、仮に内服を開始したとして、中止することは可能なのでしょうか?

高血圧症は生活習慣と関連しています。故に生活習慣を改善すれば降圧薬を中止することは絶対不可能ではないと言えます。特に降圧剤が1剤で低用量の場合、20〜30%の方が内服薬を中止することができると言われています。減塩(6g/日未満)やダイエット、喫煙されている方は禁煙、そして有酸素運動などが降圧に貢献します。特に日本人は塩分摂取量が多いため、減塩の降圧効果が大きいことが知られています。中止できないまでも降圧剤の減量が期待できます。

処方をお勧めする側からしても、どうして内服を開始したほうがよいのか、その説明が大切だと考えます。そして、努力が必要ではありますが、絶対に中止もしくは減量できないわけではないということも知っていただき、その上で患者さまにご納得いただいて、内服が開始となるかどうか決まる、という流れと考えます。

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