心不全の勉強会にコメンテーターとして参加しました
先日中野区医師会館で行われました心不全の勉強会に、コメンテーターとして参加しました。今回のテーマは「心臓リハビリテーション」でした。
以前は、例えば心筋梗塞になり入院しますとベッド上安静で数週間過ごすというのが一般的でした。しかしながら長期臥床による筋力低下、精神的ストレスなどから生じる身体機能低下が問題となり心臓リハビリテーションが始まりました。
現在では心疾患で入院した場合に血行動態や心不全などの状態を診ながら早期離床を目指し心臓リハビリテーションを行うことの重要性が認知されています。
心臓リハビリテーションを行うことにより、血管内皮機能の改善や循環動態を担うホルモンのバランスの改善、再入院率の低下、精神面でのストレス減少、QOLや生命予後の改善など多角的な利点が証明されています。
今後の課題として、自宅にお住まいの慢性心不全の患者さまへの心臓リハビリテーションが挙げられます。リハビリテーションを提供する医療機関に定期的に通院するのが困難な患者さまのサポートは、通院リハビリテーション以上に医療に携わる多職種包括チームの存在が重要となります。
心不全に罹患される方が今後さらに増加すると予測される今現在、心不全の治療においては以前より投薬選択肢が増え注目度が高いですが、心臓リハビリテーションの重要性のさらなる認知も広がることを望みます。
